海外から見ると日本には個人投資家が少ないと思われているようです。
「日本人はリスク投資が嫌い」、「日本では投資が罪悪のように扱われる」「お金に対して悪を感じている」
などと市場関係者から発言を耳にします。日本人は投資が嫌いなのでしょうか?
日本に個人投資家が少ない理由はなんなのでしょうか?
投資をしている20代~30代が少ない。
日本の若者20代~30代が投資をいている割合が少ないというデータがあるようです。
日本経済新聞社が調査したアジアの主要都市に住む20歳代の男女を対象に
「アジア10カ国の若者調査」というものがありました。
※調査対象は、中国、インド、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、韓国、日本。
マレーシア 、シンガポール、インドでは、都市に住む過半の若者が、投資をしているのです。
それに比べて、日本の若者の投資している人の比率は18.5%と、格段に低い結果となったようです。
アジアに比べても個人投資家が少ない状態と言えるでしょう。
日本に個人投資家が少ない理由の一つに20代~30代が投資をしていないというのも
1つの要因だと思われます。
また日本では投資をする機会があまりないというのもあるかと思います。
現状は自分で動いて投資をしないといけません。20代~30代にはそのきっかけがおそらく
ないのでしょう。
日本人の国民性か?
日本人に特に多いいのが、「お金稼ぐ=悪」という考え方です。
投資を行うと必ずではないですが、利益がでます。儲けることができるのです。
ここに日本人の国民性である「汗水たらして得たお金は貯金するという」という考えとの
相違があり投資に積極的ではないかもしれません。
仮に日本人の20代~30代の若者が投資をしていないのがその世代が悪いのではなく
そういった今までの思考・環境をつくっていき人たちの責任でもあるでしょう。
いい意味でも悪い意味でも日本の国民性の貯蓄思考、安全思考が個人投資家が少ない
理由かもしれません。
お金を増やすという発想がない。
特に日本ではお金を教養というものがほとんどありません。
意識の中でお金は重要と思っていながらもなんとなく生きている人が多いいでしょう。
お金の管理の仕方や投資としての資産運用などほとんど知らないでしょう。
なのでとりあえず貯金。銀行に預けるという行動になります。
ただそれでも生きていけるので投資という選択肢にならないのでしょう。
投資を選択するのは「お金を増やす」という発想がなければいけません。
その発想に至らないのも現時点でお金はそれなりに働ければ生きてはいけるから
かもしれません。
海外と比べてその発想する為の教育もないのが原因でしょう。
投資=ギャンブル
投資という言葉をしているけれど、どんなイメージかと聞くと「ギャンブル」と
答える人もいます。損をする場合もあるから余計にギャンブルと思ってしまうのでしょう。
上手く投資をすれば労働しなくても生きていけるかもしれませんがその労働しないというのも
マイナスにとらえるのが日本人です。
これも日本に個人投資家が少ない理由でしょう。
以上の理由から日本に個人投資家が少ない理由なのでは
ないでしょうか。
何があるかわからない不安定な時代を生きているからこそ最低限のお金の知識をつけて
投資を少しでも早い段階で行い経験をつんでどこでも生きていけるようにしたほうが
いいかなと思います。