日本人とアメリカ人では資産内訳・内容が違う!という話をよく聞きます。
日本人は保守的で資産運用をしないで現金主義であると。
では一旦そのくらい保守的なのか。日本人の資産内訳・内容とはどうなっているのか
を調べました。
日本人の資産構成
日本銀行がまとめている資産循環統計というものがあります。
その一部をみると個人の資産内訳・内容を見ることができます。
データによると2016年の第三期(2016年7月~2016年9月)までのものです。
全体資産を100%としたときに…。
ちなみにその時点での個人の資産の総額は約1752兆円となっているようです。
■日本人の資産内訳・内容
現金・預貯金 52.3%
保険・年金 29.8%
株式 8.6%
投資信託 5.0%
債権 1.5%
その他 2.9%
というデータに。
個人の資産は前年と比べて0.6%増加しているようです。
株価が全体的に上がっているのでその分資産が増えていると考えられます。
ですが見るとやはり「現金・預貯金」が半分を占めています。
「貯蓄好き」という日本人の特徴がよく反映されています。
これでは保守的と言われてもしかたありません。
リスク資産と呼ばれている「債券・株式・投資信託」をすべて合わせても15.1%。
全体の2割にもいかない状態ですね。
海外の資産内訳・内容は?
データによると海外では米国が13.9%、ユーロ圏が34.6%となっているようです。
このデータからみてもわかるように日本人の貯金好きが目立ちますね。
原因はおそらく少子高齢化などから考えられる将来への不安があるかと思います。
本来資産運用の行うのであれば「投資」をする必要があります。
将来が不安ということはそもそも投資に対して消極的になりがちです。
なので一番安全である「貯金」という守りに入っていくのでしょう。
「投資に対して保守的」と言えます。
日本政府も「貯蓄から投資へ」というスローガンを掲げていますが、
一般の方に届いているというと、そうでもない気がします。
それほど日本人の貯蓄するイメージというのが根強いのでしょう。
投資は運用期間が時間があればあるほど有利に働きます。
このデータからみてわかるように保守的では何も始まりません。
ぜひこれを機に投資・資産運用を考えてみてはどうでしょうか?
20代投資家、投資初心者の方
参考にしてください。